ゴルゴおじさんの独り言

50歳の方が昔を懐かしむためのブログ

大トリでございます!新要件デジパチ最終回!女王

こんばんは。

ゴルゴ103でございます!

今日はフィーバークイーン II を。


三共(SANKYO)の新要件機のデジパチになります。

1993年の6月に登場。

保留玉連チャン機です。

「フィーバーキング II 」の正統後継機になります。



とうとうこの時がやって来ました。

新要件時代の現金機の連チャンデジパチの最終回。

今日が大トリでございます。

1993年の11月以降、「ダービー物語事件」以降ですね。

それから、1996年の「みなし機総撤去」までに出た、ノーマル現金機デジパチも、打った回数は少ないにせよ、まだまだあるのですが。

もうこの辺りにしとかないと、永遠にブログを続けないといけなくなるので。(意味深)



この「フィーバークイーン II 」は、すごく厳密に説明いたしますとね。

1997年(平成9年)9月に決定した、

「第4次撤去対象機種」にリスト入りしてしまったんですね。

その前に撤去した店も多かったんですが。

ですから、1998年初頭には、ほぼ、ほとんどのホールから姿を消すこととなりました。

ただ、それでも撤去せずに残す店も、数少ないとはいえ、ありましたね。

保留玉連チャン機がリリースされていた時の、最後期に出たのもありますが。

それほど、人気の高い台でした。



現金機の連チャンデジパチ、保留玉連チャン機としては、間違いなく、一番回数を打っている台ですね。

一番長く打てた台でもあります。

と言いますか、全てのパチンコ台の中で、一番回数を打ってる台かもしれません。

私は、CR機になってから、極端にパチンコを打たなくなっていきましたし。

初代海物語の「CR海物語5S」を最後に、パチンコを一切、打っておりませんのでね。

この「フィーバークイーン II 」はパチンコ台としては、一番思い出深い台ですね。

連チャンデジパチの集大成と言える台、ではないでしょうか。



当時の販売促進用ポスターに書かれていたキャッチコピーは、

「麗しきトランプジャック世界(ワールド)へ、ようこそ、クィーンな情熱舞い上がれ」。



☆スペックの紹介

大当たり確率約1/254。

出玉約2300個。

賞球7and15。

16ラウンド10カウント。

保留玉全てに連チャンの可能性がある、保留玉連チャン機になります。

保留連確率は約25%と言われています。

すいませんが、この台の保留連確率は計算が難しくて、私だと算出出来ません。



☆その他の特徴(1)

トランプがモチーフの台です。

真っ白な下地のドラムリールに、トランプ絵柄が浮き上がるように、大変映えていて。

「フィーバーキング」と比べても、

はるかに綺麗でしたよね。


デジタルはドラム式。

「フィーバーキング II 」譲りの、

「超ドデカドラム」ですね。


大当り絵柄は、赤7・青7・FEVER

・A(エース)・JACK・QUEEN・

KING・JOKER、の計8種類。

ブランク絵柄は、小さなハート(左)、小さなスペード(中)、小さなダイヤ(右)の各マークです。


有効ラインは、上中下クロスラインの、計5ライン。

リール停止順は、左→右→中。

大当たりの組み合わせは、

8絵柄×5ライン=計40通りから、配列上「ダブルリーチ」となる組合せが3通りあるので、それを引いた計37通り。



☆大当たりの仕組み

この時期に三共がよく採用した、

2段階抽選方式が使われていますが。

この台の2段階抽選方式は、かなり変わっております。


この台は、通常時に「大当たりの抽選」をしておりません。

抽選しているのは、「停止絵柄」の抽選のみ。

どこに何の絵柄を停止させるか、だけですね。


まず、1次抽選で、左右中リールの停止絵柄を決めます。

その結果、左→右と絵柄がテンパイして「リーチ」の形になれば、

「リーチ」がかかったならば、1次抽選を突破。

2次抽選に進みます。


1次抽選は「リーチがかかれば当選」になりますね。

絵柄の停止パターンの総数441通りに対して、左右テンパイとなる組合せは37通りなので。

1抽選当選率=リーチ発生率は、

37/441≒1/11.92となり、約11.92%。


2次抽選では、リーチ専用の中出目カウンタ(中出目テーブル)を使って、中ドラムの停止絵柄を決定します。

その結果、テンパイラインに同じ絵柄が3つ並べば、2次抽選当選=大当りと判定し、大当たりがスタートします。


2次抽選当選率は、シングルリーチとダブルリーチで異なります。

シングルリーチは、2次抽選当選率が

1/23で、出現率(振り分け率)が34/37。

ダブルリーチは、2次抽選当選率が

2/23で、出現率(振り分け率)は3/37です。

シングル・ダブルの2つを合算した2次抽選当選率は、

(1/23×34/37)+(2/23×3/37)=

34/851+6/851=40/851となります。


これを踏まえて、この台の大当り確率を算出しますと。

37/441(1次)×40/851(2次)=

1/253.575となりますので。

大当たり確率約1/254ってことですね。


私は意外に算数は得意なんですが。

それでも頭が痛いぞ。

(笑)

面倒臭ぇ台だな!おい!

(笑笑)


まあ、こんな感じです。

参考にした資料に、すごい細かなことが書いてありましたが。

それは別にいいかな。


この方式ですとね。

「リーチ」自体が「本当にアツい」てことになりますね。

更に言えば、「ダブルリーチは2倍アツい」てことですね。


この方式は、新要件機では珍しいそうです。

私はこの台以外では思いつきません。

古い方式なんだそうです。

旧要件時代のデジパチでは、結構使われていたらしいですよ。



☆保留連チャンの仕組み

この台の保留連チャンの仕組みは、説明がかなり難しいです。

Twitterでは難しいこと無い、と書きましたが。

ちゃんと説明するとなると難しい。

ですから、私的に、目一杯端折って書くと。


大当たり中に点灯した保留玉エリア全てに、1次抽選と2次抽選の判定の結果をセットします。

大当たり終了後にそれを参照するんですが。

大当たり終了後のあるタイミングで、

2次抽選判定結果を上書きするんですね。

保留玉エリア全てを。

その上書きをするかどうかが3/4。

約75%で。

それで上書き抽選されて、上書きに当選すると。

全ての保留エリアの2次抽選の判定を「0」に書き換えます。

この「0」てのは、ほぼ当たりの状態で大チャンス。


ただ、1次抽選は「ガチの自力抽選」になりますので。

1次抽選は「リーチがかかるかどうか」の抽選ですから。

それで、晴れて保留玉で「リーチ」がかかれば、ほぼ大当たり確定と。

それが「ダブルリーチ」なら、ほぼほぼ大当たり確定と。

こんな感じです。


ただし、やはり100%当たり確定ではなく。

ハズれ確定のリーチがあります。

それは、

・下段FEVER

・上段エース

・右上がりJOKER

・右下がりJACK

この4つですね。

もし、保留玉でこのリーチがかかり、

大当たりした時は。

全てが完全自力の大当たり、要は、初当たりってことになります。


なんか本当に面倒臭ぇ台だな!

この台!(笑笑)



☆その他の特徴(2)

この台は「三共初のワープルート搭載機」になります。

「フィーバーキング II 」が回りムラの激しい台でしたので。

その改善策ですね。

ただ、ステージ性能からいえば、

「フィーバーキング II 」の方が優秀でしたね。

クセのいい台などは、新装などで釘が開けられると、ぶん回り状態になりましたから。


それから、連続V入賞規制で、大当たりチャッカーのVが貯蓄形式となりました。

この仕様は、わずかながらパンクの要因になりました。


大当たりの音、絵柄が揃った時の音が、「フィーバーキング II 」の

「ピキーン!」から、

「キュイーン!」に変わりました。

「クイーン!」なのかな?


通常時のドラム回転中の音が、

「フィーバーキング II 」機械的な音から、軽快な音に変わりました。


この台は「連チャンしやすい台」と、

「連チャンしにくい台」がありました。

台個々のROMの癖によるもので。

癖の良いものは、保留連のところの2次抽選の判定の上書き抽選が、当選しやすいんですね。

それを考慮すると、保留連確率は、

約18%から約28%になりますね。


☆リーチアクションの説明

ダブルリーチは3パターン。

「赤7右下がりとKING右上がり」

「赤7右上がりとJOKER右下がり」

「青7右下がりとJACK右上がり」


リーチがかかった時、中リールが必ず

2周以上するようになりました。

3周目に入ると、音が変わります。


シングルリーチとダブルリーチでは、

2周目までは音が違います。

3周目の音は共通。


大当たり時の中リールのアクションに、1コマ戻りと無音が入りました。

大当たり時の中リールの停止パターンは、2周して、3周目に入り、

(1)3周目に21コマ進み、ビタ止まりで当たる。(再始動なし)

(2)2コマ上(19コマ)で一旦停止した後、再始動で2コマ進んで当たる。

(3)1コマ上(20コマ)で一旦停止した後、再始動で1コマ進んで当たる。

(4)1コマ下(22コマ)で一旦停止した後、再始動で約1周(20コマ)回って当たる。

(5)1コマ下(22コマ)で一旦停止した後(完全には止まらない)、1コマ戻って当たる。

この5パターン。

「フィーバーキング II 」にあった、

2コマ先に止まり、再始動して約1周して当たり、が無くなりました。


それから、連続回転中は出目に若干の法則性があって。

ある程度、回転中にリーチを予測することが出来ました。



こんな感じでしょうか。

私はこの台を打ちに行く店の、全ての台の連チャンの癖を把握してました。

連チャンしやすいか、連チャンしにくいか、ですね。

連チャンしやすい台の中から、釘の良い台を選んで打つようにしてましたね。

かなりの勝率を誇ってました。

楽しい台でしたね。

忘れられない1台です。



長々と失礼致しました。

今日はこの辺りで。

ありがとうございました。

ではまた、次回。

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