ゴルゴおじさんの独り言

50歳の方が昔を懐かしむためのブログ

パチスロ3号機編第一発目はこれ!

こんばんは。

ゴルゴ103でございます!

今日からパチスロ3号機編。

第一発目はリノを。


狂乱の時代、3号機編。

何を一発目にもって来ようか。

散々悩みましたが。

3号機の1つの象徴であるこの、

「リノ」から始めることにしました。


今は無きニイガタ電子の3-1号機になります。

1990年の9月に登場。

Aタイプ。


若い方、特に5号機以降から打ち始めた方は、「リノは山佐じゃないの?」と、思われると思いますが。

初代リノはニイガタ電子ってお会社が作ってたんですね。

2号機の名機中の名機「アラジン」のお会社です。


「アラジン」?「リノ」?会社違うじゃん?意味わからん?と。

若い方が既に頭が混乱してるでしょうから。

先に書いてしまいますけどね。


このニイガタ電子さん。

この初代「リノ」でやらかしちまって。

この「リノ」は、ニイガタ電子の初めての自社開発機だったんですけど。

「リノ」の販売停止と検定取消処分、

更に、3年間の販売禁止処分、

更に更に、日電協からの除名処分まで受けてしまったんですね。

ニイガタ電子は独自でパチスロを作れなくなります。

結果的にこの「リノ」は、事実上最初で最後の自社開発機となります。


ニイガタ電子は3号機までは、サミー工業と業務提携関係にありまして。

この除名処分を受けて、サミーグループを離れます。

3号機「アラジンゴールド」及び、

自社開発機である4号機「バイカル」はお蔵入りとなります。


ただ「アラジン」ってのは元々、開発はサミー工業がしてて。

ですからそれ以降、「アラジン」ブランドはサミー工業からリリースされます。

サミー工業名義で3号機「アラジン II 」がリリースされます。(1991年)


しかし、ニイガタ電子独自では台のリリースが出来ませんので。

4号機時代に入ってからは、山佐と業務提携関係になります。

山佐名義で「スーパーリノ」がリリースされます。(2001年9月)

4号機のストック機のやつですね。

パチスロ史上初ストック機。

ストック機第一弾のやつです。

こう言う関係で「アラジン」はサミー工業、現在のSammyですね。

「リノ」は山佐で、そのブランドを作っているわけです。


ちなみに、このニイガタ電子さん。

2012年までお会社がありました。

今はありません。



さて、前置きが長くなりましたが。

ボーナス確率を出しましょうかね。


☆ボーナス確率


設定・BIG・REG

1・1/341・1/282

2・1/315・1/273

3・1/292・1/264

4・1/273・1/256

5・1/248・1/248

6・1/240・1/240


BIG約360枚、REG約90枚。


どうですか?

リノって、高設定は意外に甘いですね。

5、6なら勝負になりますね。

甘い印象が全くありませんでした。


☆その他の特徴


筐体はとにかく全体的に赤くて、派手な色なんですが。

絵柄は、垢抜けません。

BIGの音楽は「マンボNo.5」の軽快なリズム。

リーチ目は7のテンパイ系がメイン。



このくらいしか紹介するところがありません。

私はこの台のノーマルも打ってます。

正直、クソ面白くありません。

ノーマルならばね。



初めての自社開発。

これ聞いて「ピンっ!」ときませんか?

そうです、この台、その例に漏れず、

「欠陥だらけ」の台だったんですね。

攻略法満載の台だったのです。


ノーマルは、攻略法でコテンコテンにされ。

それで、メーカー自らが関与して、裏モノに改造してみたら、摘発され。

仕方なく、ノーマルに戻したくても、

「攻略法があったんだ!」と。

戻すに戻せず。

どうにもならずに撤去されたと。



さて、攻略法からいきますか。

通称「ポロリンセット」と言います。

私はこのセット打法、数回やれてます。

ただ、1日だけの数時間の数回です。

あとは、監視が厳しくてやれませんでしたね。

手順はこんな感じ。


☆ポロリンセット打法


手順は至って簡単です。

適当にクレジットにコインを入れ、精算ボタンを押しながらレバーを叩く。叩いた後、コイン受付ランプ(投入口)が点滅のままだと、残念ながら失敗。

成功するとコイン受付ランプが消え、それ以上コインを受け付けなくなる状態になります。

その状態になると成功。

リールを適当にとめた後、「ポロリン」とコインが1枚戻って来て、なぜか1枚掛けになります。

その状態になると、ベットを押しても、ベットランプは増えません。

唯一、コイン投入口から入れるとクレジットに溜まります。

なお、1枚掛けの状態になった後、精算ボタンを押すと、コインが戻ってきますが、クレジットは減りません。

1枚掛けになった後、上段、下段に7を狙うと素直に揃います。

(スベり付き)

なお、中段だけはシビアに目押ししないと、揃わない事があります。

7が揃わない時に、変な現象、変な状態になるんですが。

まあ、それはいいかな。


その他にも、「ボーナスフラグ成立中の小役抜き」てのもありました。



まあ、そんなことより。

この台はなんと言っても、裏モノですよね。

「小役落ちバージョン」ですよね。

ノーマルが「ポロリンセット」で、攻略されまくりましたから。

メーカー自ら「台の改造」に手を出してしまいます。

ニイガタ電子は焦ったんでしょうね。

「アラジン」と言う台を過去に持ちながら。

自社開発したら、こうなってしまった。

それで、一番手を出しちゃいけないところに、手を出した。

こんな感じでしょうか。


この裏モノがね、抜群に楽しい台だったんですよ。

私もよく打ちました。


☆小役落ちバージョン


この「小役落ちバージョン」

簡単に説明すると。

BIG終了後の1~5G以内に小役が揃えば、超高確率でBIGが連チャンするバージョンですね。

まあ、これこそがリノの代名詞。


厳密には、BIG中の小役ゲームでハズれ無し、又は、偶数回ハズれならば1~4G。

BIG中の小役ゲームで奇数回ハズれなら、2~5Gで小役が揃えば連チャンとなります。

それに対して、枚数を調整したりとか、連チャンを促進できたり、色々細かなことはあるんですが。

もう打てない台なので。

その辺りはいいかな。


これを本当に良く再現してたのが。

4号機時代に出たストック機の、

「スーパーリノ」でしたね。

「小役落ち」の部分がありませんでしたが。

ボーナス終了後、5ゲーム以内で連チャンする様子に。

本当に私「裏モノか?」と思いましたから。

ストック機に慣れてませんでしたからね。

まあ、すぐにストックが切れて。

連チャンしなくなってしまうんですけどね。

(笑)

初期ストック機の泣き所で。




それにしても私、すごく思うことがあるんですけど。

この「リノ」5号機でも、6号機でも出てますよね。

これがね、なんで「トマト」に拘ってるのか。

それがよくわからんのですよ。

はっきり言って裏モノのリノ。

レモンが落ちることのが圧倒的に多かったですよ。

トマトも落ちますけどね。

その辺りが意味不明。

しかもね、裏モノのゲーム性を再現してるわけですよ。

検定取消を食らった台、日電協を脱会させられたメーカーの台をね。

それを老舗メーカーである山佐が作っていいんですか?

過去に裏モノがあったことを認めることになりませんか?

山佐自体がそれをやっていいんですか?

その部分が、ものすごく理解出来ません。


こうして名機「アラジン」を輩出したニイガタ電子は。

この台により、「3号機やらかし4社」に名を連ね。

事実上、パチスロ業界から姿を消していくのでした。


この「リノ」のは。

狂乱の3号機時代を象徴するような台でした。


今日はこの辺りで。

ありがとうございました。

ではまた、次回。

×

非ログインユーザーとして返信する