「闇の帝王」とまで称された悲運の集中機
こんばんは。
ゴルゴ103でございます。
今日はミスターマジックを。
若い方たち、「パチスロ」「ピエロ」と言ったら、何を思い出しますか?
そんなもん!決まってんだろ!
「ジャグラー」だよ!「ジャグラー」!と言うと思います。
私も、異論はありませんけど。
でもね、一本筋の通った筋金入りの
「オールドスロッター」は違います。
そりゃ!「ミスターマジック」よ!
と必ず言う台が、この台です。
ただ、ここまで話を振っていて、私が言うのもなんなんですが。
私の場合は、ちと違います。
それは、2号機には「センチュリー21」があるから。
でも、3号機以降ならば間違いなく、
この「ミスターマジック」を挙げますね。
「まだ君は卵にもなってなかったね」と、その若い子に言いながら。
(笑)
でも一応「オールドスロッター」の方々にも言っておきます。
これ、「ピエロ」じゃなくて、
「マジシャン」ですよ。
(笑笑)
サミー工業(Sammy)の3-2号機になります。
1992年の9月に登場。
A-Cタイプ。
ボーナス確率を出しましょうか。
☆ボーナス確率
設定・BIG・REG
1・1/362.1・1/409.6・92%
2・1/341.3・1/409.6・94%
3・1/313.6・1/409.6・98%
4・1/297.9・1/409.6・103%
5・1/273.1・1/409.6・111%
6・1/238.3・1/409.6・115%
⚪︎集中役確率
設定・突入確率・パンク確率
1・1/3640.9・1/239
2・1/3276.8・1/239
3・1/2730.7・1/239
4・1/1638.4・1/239
5・1/1074.4・1/299
6・1/949.8・1/172
「アラジン II 」とどこが変わったのかは。
「アラジン II 」が「集中継続重視型」ならば。
この「ミスターマジック」は、
「ボーナス重視型」「バランス重視型」に変わったってことですね。
集中役には、入りづらく、抜けやすくなっています。
その代わりに、BRボーナスの確率が上がりました。
低設定域の機械割は相変わらずに低いです。
低設定は、本当に負けます。
やられますね。
でももし、高設定を取れたならば。
出ますね。
楽しいです。
5は集中重視、6はバランス重視ですね。
それから集中役の名前が「マジックチャンス」になりました。
私は、この台の新装開店で、ノーマルを2日間打ってます。
この台、ノーマルも十分に楽しいですよ。
2日間とも、5000枚以上出ました。
1日は間違いなく設定6。
もう1日は、多分、設定5ですね。
出方が全く違っていて、楽しかったですよ。
5と6、どっちを打つか?と聞かれたら。
私は迷わず、5を打ちますね。
☆その他の特徴
筐体の色は、赤と青の2色。
赤は、白と赤が基調。
青は、白と赤と青が基調。
そうだったかな?
絵柄も「アラジン II 」から、多少変わったモノもあります。
シングルボーナス絵柄とかね。
でもこれ、配列とか、同じじゃないのかな。
音楽や音も変わりました。
電子音的な音ですね。
アラビアンな感じがありません。
大きな変更点の一つは、確率のところで書きましたが。
もう一つの変更点は、リーチ目ですね。
「アラジン II 」同様に、ボーナス成立時のリールのスベりが大きな特徴。
各リールが大きくスベれば、BIG、REG、シングルのどれかが成立しています。
「アラジン II 」では、リーチ目や集中継続目の役割を果たした単チェリー。「ミスターマジック」では、BRの等倍返し目ではありますが、集中継続目ではありません。
BR成立後の単チェリー確率1/2.5
集中中の単チェリー確率1/232.4
その他、ボーナスランプのデザインが変わりました。
BIGボーナス中は、リール窓の右側に「ミスターマジック」のコミカルな顔が浮かび上がるようになってます。
それから、BIG中の小役が8枚の為、ボーナス消化に時間がかかりますが、2枚がけで時間短縮可能でした。
やはり「ミスターマジック」と言ったら裏モノと言うことで。
「アラジン II 」が「KING」ならば。
この「ミスターマジック」は「闇の帝王」と呼ばれるほど、多種多様な裏モノがあったことで有名です。
有名なところですと。
・アラジン II タイプの貯金バージョン・トライアンフタイプの裏設定5400段階バージョン
この2つ。
その他にも、色々なタイプの、
・貯金バージョン
・上乗せバージョン
・状態バージョン
各種ハウスモノなど、本当に数え切れないほどでした。
私が打ったこの台の裏モノも、未だにどのバージョンか分かりません。
貯金にしては、連チャンをし過ぎるバージョンでした。
ハマりはかなりキツかったし、
マジチャン(笑)に1日に1回程度しか突入しませんでした。
ただし、連チャンが始まると、BIG終了後1ゲーム目から、リールが「ズルんズルん」スベりまくるんですね。
気持ち良いなんてもんじゃない。
連チャンも20連くらい、平気でしますし。
多分、小役カット、マジチャンカット、REGカットの上乗せタイプだったんだろうなと。
連チャンはBIGオンリーでしたからね。
それでもこの台の裏モノは、あまり打ちませんでしたね、私は。
私の場合、仕様の分からないモノには手を出しませんので、基本的には。
ただ、その台が貯金バージョンと分かっていば、ハイエナなどせずに、ヒラで普通に打ちます。
この台を回想してる方、ほとんどが、
「この台の裏モノは楽しかった」、
「ノーマルはクソ」みたいに書いているんですが。
本当にそうですか?
この台のノーマルをちゃんと打ったことがありますか?
しかも、高設定を。
確かに、この台の裏モノは色々なバージョンがあったし。
過激な連チャンをするバージョンもありました。
私も、この台の裏モノを打ってますし。
でも、はっきり言いますね。
この台は「ノーマル高設定」が一番楽しかった。
それが私の、この台の感想と印象ですね。
ノーマルで十分にイケたのに、時代が許してくれなかった。
打ち手も分かってなかった。
ある意味、不遇台だと思いますね。
何故?サミー工業の3号機の2台。
「アラジン II 」「ミスターマジック」は、ここまで裏モノ化してしまったんでしょうか?
多分、それは。
そう言う時代だったのもありますが。
サミー工業の台は、セキュリティが甘かったんだと思いますね。
裏モノ業者が、手を入れやすかったんだと思います。
そのいい例が。
4号機時代に起きた「Sammyコピー」攻略法ですね。
その当時で既に、筐体のバクからの攻略法はもう出ない、とすら言われてました。
その時代で、筐体の完成度、セキュリティは完璧に近かった。
でも、Sammyの台でそれは起きた。
と言うことは、やはり、サミー工業の台は、セキュリティが甘かったってことですね。
「Sammyコピー」以降も、バク系の攻略法は出てないのですからね。
時代に翻弄された、この2台の集中機。
4号機時代は更に、集中機はパワーダウンさせられますから。
実は「コンチネンタルIII」とタメ張れたんじゃないのかなと。
でも、「コンチネンタルIII」は、楽し過ぎるし、大好きだし。
勝てはしないかな。
(笑)
今日はこの辺りで。
ありがとうございました。
ではまた、次回。