この時代に既に出ていた大量獲得機
こんばんは。
ゴルゴ103でございます。
今日はミラクルを。
尚球社(現・岡崎産業)の3-1号機になります。
1991年の9月に登場。
Aタイプ。
尚球社さんて、岡崎産業に名前が変わってから。
4号機時代になるのかな?
2002年の1月にも同名の「ミラクル」てのをリリースしてるんですが。
当然、そっちじゃありません。
3号機の方ですよ。
と言いますか、4号機の方を初めて知りましたよ、私。
4号機時代の尚球社さんの台って。
私にとっては、リプレイテンパイがハズれればボーナスが成立、てイメージが強くて。
ただの再遊戯に入るだけのリプレイ絵柄を。
積極的にリーチ目に取り入れたお会社、てイメージですね。
そう言う意味で言うと、尚球社さんて、中々のアイデアマンですね。
打ち込んだ台が過去に、全くありませんけどな。
(笑)
☆ボーナス確率
設定・BIG・REG
1・1/322・1/425
2・1/304・1/422
3・1/284・1/400
4・1/262・1/397
5・1/252・1/368
6・1/240・1/343
REG約90枚。
数値だけ見るとね「意外にイケんじゃね?この台」と思うんですけど。
6のBIG確率なんか1/240ですしね。
まあ、この台、当たらないですよ。
ボーナスが引けない。
高設定を打ったことがないからでしょうけど。
とにかく「当たらない」イメージしかないです。
☆その他の特徴
筐体の色は、赤と青かな。
筐体デザインは、正直言って嫌いです。
カッコ良くない。
ボーナスや小役絵柄も、まあバランスは悪くないんですが。
リール幅いっぱいの大きさで描かれていて。
いかにも尚球社的な絵柄デザイン。
私の言ってること分かりますよね?
オールドスロッターの方なら。
カッコ良い絵柄じゃありません。
通常時やREG、BIG中の音も、あの当時にありがちな音で。
あらためて聞いて思いましたが。
ドリームセブンなんかと同じだったのかな?
そうでしたかね?
私、その辺りを忘れてました。
この台は「パチスロ史上初」を3つ持っております。
・初期待値方式
・初MAXBETボタン
・初払出がない1確目
この3つですね。
これがそのまま、この台の特徴になりますけど。
今では当たり前の装備過ぎて、若い方は気にしたことすらないだろうけど。
この台が初めて「MAXBET」ボタンを採用したんですね。
それまではBETボタンを3回押してたんですよ。
知らないでしょ?若い方。
これは本当にびっくりしました。
楽になりましたよね。
3回押すのが当たり前で、別に大変ではなかったけどね。
(笑)
初期の4号機にすらこの「MAXBET」ボタン非搭載の機種が沢山あった事を考えると、尚球社の先見性って凄いですね。
更に「初払出がない1確目」てことですが。
史上初の「1リール確定目」は、
「スーパーバニーガール」の「中段単チェリー」になりますが。
払出がなく「ズバっ」と停まる「1リール確定目」は、このミラクルの、
「BAR・miracle・7」が最初になりますね。
ここが左リールに止まれば、BR共通のリーチ目になります。
それで最後の「初期待値方式」てのが、そのままこの台の大量獲得を可能にした方法になりますので。
この後に説明。
☆大量獲得の説明
2号機までは「純増方式」を採用してたんですが。
3号機からは「純増方式」と「期待値方式」のどちらかを選択できるようになったんですね。
ただ、ほとんどのメーカーは、BIGボーナスの枚数にばらつきが出るのを嫌って。
まあ、打ち手側のことも考えたんでしょうけれど。
「純増方式」を続けて採用してたんですが。
尚球社は、そこを逆手にとって「期待値方式」を採用して、簡単な目押しで大量獲得を可能にしたんですね。
そもそもの「BIGボーナスゲームの仕組み」を説明すると長くなってしまうので、省きますが。
この「ミラクル」では。
7が揃ってBIGボーナススタート
↓
小役ゲーム4回
↓
JAC IN
↓
小役ゲーム4回
↓
JAC IN
と、ここまでは一定で。
3回目の小役ゲームのJAC INするゲーム数を振り分け式にしたんですね。
その振り分けは、均等に1/5で、
10G→平均約377枚
15G→平均約430枚
20G→平均約494枚
25G→平均約548枚
30G→平均約605枚
と言うような感じですね。
BIG1回の平均獲得枚数は約490枚になります。
この枚数、当時の常識からすると、
すごいですよ。
ただ、この大量獲得をするには、やはり目押しが必要で。
まあ、簡単な目押しなんですけどね。
BIG中は15枚役を狙う必要があります。更に、JAC IN時にも15枚を獲得する為に、右リールに黒い固まりを狙って、中左フリーの逆押しをする必要があります。
目押しが苦手でも、黒い固まりを目安にして押せば簡単です。
アイデアで大量獲得を可能したんですが、やはりお上の目にとまり。
「射幸心を煽る」との理由で、この方法はこの台のみしか採用されませんでした。
次に出た「チャレンジマン7」は、
固定式にされちゃいましたので。
私は打ったことがないのですが。
この台も一部、裏モノがあったそうですよ。
アポロンみたいな「5連バージョン」があったらしいです。
この台で5連チャンはすごいですよね。
エラいハマりそうですが。
怖いな。
(笑)
この台は近くに1店だけ設置のある店があって。
そこそこの回数を挑戦してるんですが。
勝った印象が全くありません。
負けてんだろうな。
とにかく「当たらない」て印象ですね。
その店、高設定を使ってなかったんだろうな。
確かに、この仕様では、当時の感覚では、店も怖いですよね。
あまり好きではないし。
印象にも残ってない台ですが。
革新的な1台でした。
今日はこの辺りで。
ありがとうございました。
ではまた、次回。