ゴルゴおじさんの独り言

50歳の方が昔を懐かしむためのブログ

3万円分の500円を先に両替し、両替機が500円玉不足を起こしたと言う曰く付きの爆裂権利物

こんばんは。

ゴルゴ103でございます。

今日はソルジャーを。



ちなみに、私じゃありませんよ。

3万円分を500円玉にしたのは。

(笑)

そういう人が沢山いた、てことです。

私は2万円くらいかな。

(大爆笑)


この台も、私と同世代の方々には、説明の要らない台ですよね。

それほど話題になったし。

連チャンしたし。

「ソルジャー」の島もまさに「鉄火場」でしたよね。


「ダービー物語事件」の話の回で出ましたけれど。

お上はこの「ソルジャー」か「ダービー物語」かで、天秤にかけてたそうですから。

この台は、その過激な連チャン性と、客の過熱ぶりから。

お上より「撤去命令」を出されて、撤去されています。

確かに、この台を打ってるお客さん、

ちょっと、おかしかったもんな。

(笑)



マルホンの権利物になります。

1993年に登場。



☆スペックの紹介


大当たり確率1/287。

賞球7and13。

出玉、1回の権利で約2000個。

16ラウンド10カウント。

1回又は3回権利。

連チャンモードを搭載。



☆仕様などの説明


まずこの台、デジタルを回すためのヘソチャッカーがスルー式なため、戻しが全くありません。

投資のスピードがえらく速い台です。


デジタルはドット式。


絵柄は、0~9の10種類。

左デジタルのみ、オールマイティのロケット絵柄あり。


大当りは、0~9の各3つ揃いか、左ロケット絵柄+中右のゾロ目。

全20通り。


3、7絡みの当り(左ロケット含む)は3回権利で約6000個。

その他の絵柄は1回権利で約2000個。


通常時の音は、なんて言うんでしょうか。

至っておだやかな音。

(笑)

凶暴な姿など、微塵も感じない、羽根モノ打ってるようなのんびりとした音です。


権利消化中の音楽はコンバットのテーマ。


デジタルが揃ったら、右打ちで上段の権利アタッカーに玉を入れます。

V入賞で権利発生。


権利発生後は、そのまま右打ちして出玉を得ます。



☆連チャンの仕組み


通常モード時は、権利消化後に必ず内部で「連チャン抽選」が行われます。


抽選は、AとBの2つの連チャンカウンターを参照し、ABの双方に当選すれば、連チャンモード突入します。


連チャンカウンターAのカウンター値は「0~3」の4つ。

当選値は「2」。

当選率は1/4。


連チャンカウンターBのカウンター値は「0~255」の256個。

奇数なら当選。

当選率は1/2。


よって、トータルでの連チャン突入率は、1/4×1/2=1/8になります。


連チャン抽選は、大当たり絵柄に関係なく行われます。

「3、7」の場合も、3回権利消化後に抽選します。


連チャンモード中の大当り確率は約1/9。


一旦連チャンモードに入ると、3と7絡みで当るまでモード転落しません。

大当り全20通りのうち、3と7絡みは4種類あるので。

連チャン継続率は16/20で約80%。

(引き戻しを除く)

単発絵柄で当り続ける限り、連チャンは継続します。


連チャンモード中は、3と7絡みで当ると通常モードに転落します。

(但し、3回権利消化までは1/9の高確率状態を維持)

連チャン終了時は必ず「3回権利」というのも、この台の爆裂度を高めた一因です。


ただし、3と7で連チャンが一旦終わっても、3回権利終了後に1/8の連チャン抽選に自力当選すれば、連チャンは復活。

いわゆる、連チャンの「引き戻し」になります。


これさ、30年近く経って今、あらためて記事を書いていて、思いましたけど。

すごくないですか?

すご過ぎませんか?

こんなの作っちゃダメだって!

(笑)

こりゃアツくなるわさ。

打ってる人間も。

(笑)

この仕様で、更に、攻略法まであったんですからね。



では、攻略法の説明。


エラー攻略法、

15ラウンドフルオープン打法、

自力エラー解除打法、

の3つを続けて説明。


連チャン突入率1/8を強制的に100%にするのが、有名な「エラー攻略法」になります。


エラー攻略法は、16ラウンド目に玉を1発も電チュー式アタッカーに入賞させず、ノーカウントエラーが起これば成功。

ただし、店員を呼んでリセットをしてもらうが必要があります。


エラーが発生すると、連チャンカウンターAがフリーパス状態となり、必ず当選します。

ただし、連チャンカウンターBはエラーでもフリーパスとはならず、当選は

1/2のままです。

その為、単に「最終ラウンドエラー」を使っただけでは、連チャン突入率は

1/2にしかなりません。


そこで必要になるのが、15ラウンドフルオープン。

最終ラウンドの手前、15ラウンド目をフルオープンにすると。

アタッカー開放時間と、カウンターBのタイミングが調整され、連チャン抽選時にカウンターBが必ず「奇数」を取ります。

つまり、15ラウンドフルオープンと、最終ラウンドエラーを組み合わせれば、連チャン突入率は100%になるってことですね。


すげぇな!これ!

(笑)

これをまず最初の当たりでやって、連チャンモードにブッコんで。

更に連チャン終了の、3と7当たりの3回目の権利のときにやれば。

わかりますよね?

永久連チャンも可能ってことですよね。

ただ、そうも上手くはいかなくて。

(笑)


エラー発生時は、「ピー」というエラー音が鳴り響いた上に、店員にエラー解除してもらう必要があり、シマで目立つのが難点でした。

しかも、攻略法発覚後は「エラー攻略お断り」の店が大半を占め、多くの場合は電源オフ、出玉没収、出入禁止になりました。


私、何人も見ましたよ。

出玉没収されて出入禁止にされてる人を。


そこで、編み出されたのが「自力エラー解除打法」になります。

14ラウンドまでは普通に打ち、15ラウンドはアタッカーをフルオープンさせます。

そして、最終ラウンドに入ったら打ち出しを止め、反時計周りに動く回転体が3時の位置を通った瞬間、玉を数発打ち出します。

この方法を使えば、アタッカーが閉まる直前に玉が入賞して、一瞬ノーカウントエラーになった後に、即、エラー解除となります。

店員の力を借りずにリセットが出来る、優れた技でありましたが。

しかし、店の対応も早く。

アタッカーセンサーの位置を変えたり、回転体に目隠しシールを貼ったり、対策基板に付け替えるなどして、店側も対策を取りました。



私は基本的に。

こういう状況になった台はもう、手を出さないんですけれど。

この台の攻略法も、後で知りましたから。

一切、やったことはありません。

ただこの台、普通にね、ヒラで打っても甘いんですよ。

と言いますか、激甘でしてね。

まあ、釘をガチガチに締められてしまったら、もうどうにもなりませんけどね。

無くなる寸前まで、遠征してまで、結構な長い時間、この台を追ってました。


それでもこの台では、そんなに自慢出来るような連チャンは経験してなくて。

多分、18連チャンくらいかな?

最高連チャンは。

連チャンモードに入った、と確信したときの期待はハンパなかったです。


私は一度もありませんけど。

出玉没収や出入禁止だけじゃなく。

店員数人に連行されて、後ろに連れて行かれる輩も、何人も見ました。

攻略法発覚後は、本当に、店員の監視が厳しかったですからね。


攻略法発覚直後ですかね。

店で、大混乱が起きてるのも、目撃しましたよ。

攻略法をやる客と、店側との争いを。

すごかったですよね。

とても、その店にいられる雰囲気じゃなかった。

世界全滅も、春一番も、Sammyコピーも、そのお祭り騒ぎと混乱を目撃しましたけれど。

その中でも、一番、殺気立ってましたね。

本当、すごかった。


それから、何かあったかな?

そうだ。

隣の県の店に遠征して、この台を追って打ちに行ってたときですね。

その店、国道沿いにありまして。

国道ですけど、2車線しかなくて。

500メートル以上にわたって、工事で、片側交互通行してたんですね。

もう目の前にホールが見えてんだけど、到着出来なくて。

まあ、そりゃ、仕方ないですよね。

10開店の店で、もう時刻は0958くらい。

それで、渋滞の先頭から2番目に並んでましたらね。

先頭の車のオヤジが車から降りて。

止めてる警備員に食ってかかっていきまして。

窓を開けて聞いてたら。

「開店に間に合わねぇだろ!早く通せよ!ソルジャー取れねぇだろ!どうしてくれんだよ!」て。

(笑)

しかも、警備員を殴り始めてしまって。

もう私、呆れまくってたら。

反対車線の車の列に、たまたま、パトカーがいて。

そのオヤジ、逮捕されてました。

(笑)


こんな馬鹿まで現れるほど、客をアツくさせたこの「ソルジャー」。

この台もまた、忘れられない1台です。

またあの大当り時の「ピピピ」音を聞きたいなあ。



今日はこの辺りで。

ありがとうございました。

ではまた、次回。

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