ゴルゴおじさんの独り言

50歳の方が昔を懐かしむためのブログ

ピュイ!この台こそ真の博打台だったのではなかろうか?

こんばんは。

ゴルゴ103でございます。

今日はアレジンを。



アレパチとは、パチンコのタイプ別の正式な呼び方では、「アレンジボール」と言います。

このアレジンは「現金機アレンジボール」になりますね。



旧要件時代の連荘機ブームの最中、一発台として使用される事が多かったアレパチは、新要件移行後は、ほぼ忘れられた存在となっていました。


そんなマイナーな流れを吹き飛ばし、一躍ホールの主役の座を奪ったのが、藤商事の一連の連チャンアレパチのシリーズでした。

その中でも、特に人気の高かったのがこのアレジンでした。



今日から何台か、アレパチを紹介します。

まず1台目は、一番人気のあったこの台から。

この台の島こそが本当に「鉄火場」だったような気がします。

真の博打台。

いや〜!当時の朝イチの、この台の争奪戦がまず凄かった。

打ち始めたら今度は、モーニングを取れたか取れないかで、天国と地獄に分かれる。

当たらない台は、本当に当たらない。

何とか当たって、連チャンすればまだ良いけれど。

単発を食らった日には、更に地獄。

当たればまだ良い方で。

当てれなくて、永遠に投資をし。

財布の中身を空にして、財布がパンク。

まあ、色んな人を見ましたよ。

いけませんよ!

良い子は、こんな台をやっちゃダメ!

(笑)

私?

私は仕方ないですよ。

だって、店に普通にこの台、あったんだもの。

打ちますってば!

(笑)



藤商事のアレパチになります。

1992年に登場。



☆スペックの紹介


大当たり確率1/128。

出玉約2000個。

賞球オール16。

14ラウンド。



最初にアレパチの遊戯説明からしましょうか。


☆遊戯の進め方


アレパチは基本的に、16玉打ち出しで1回のゲームが終了します。

16個の玉が打ち出された時点で、自動で打ち出しが止まり、ゲートの玉・得点がリセットされます。

(リセットボタンにより、途中でのリセットも可能)

16玉打ち出し→リセット→16玉打ち出し→リセットの流れですね。

こうやってゲームを進めます。


大当たりまでの流れを、このアレジンで説明すると。


1・ 通常時は、左にあるスルーチャッカーでデジタルを回します。


2・「1・3・5・7」のいずれかが揃えば、役物の羽根が数秒開放になります。

この時点で、右打ちに変更します。


3・役物中央部のVに1個でも入賞すれば、大当たりです。

V入賞しなかった場合は、残念「お流れ」になります。

「アレジン」ではこれを「お流れ」と呼びます。(笑)

結構な頻度で起こります、これ。


4・大当たり中は、右打ちで消化します。


5・下部にある数字が4つ以上並んで点灯すると、払い出しがあります。


大当たり中の説明をすると。


大当り中は右打ちで消化。

右肩オープンチャッカー通過で、センターヤクモノ下のアタッカーが約4秒開放。

ここに入賞すると、下段ポケットの、

「8、9、11、12」番のナンバーランプが点灯して、さらに得点も「2倍」扱いとなります。

通常「9、12」には入賞しづらいのですが、アタッカー入賞により「9、10

、11、12」の4つが全点灯して、ジャックポット(3点獲得)となりやすくなってます。

更に「8」番も点灯して、普段から入りやすい「7」番も容易に点くから、右打ちで「7~12」のランプが全灯して「F(10点)=160個」を獲得できると。

計14ラウンド消化で、出玉は約2000個。


この台って、ゲーム進行が異常に速いんですよ。

デジタル変動時間も1.5秒と短くて。

16個の打ち出し→リセットを繰り返しながら、デジタルをサクサクまわして、小気味よいテンポでゲームが進んでいくんですね。

まあ、これが知らない間にドハマりしている原因になってたとも思いますが。


こんな感じですね。

アレパチって、打ったことの無い方も多いと思いますので。

こういう少し特殊なゲーム進行なんで、敷居が高く、手を出さなかった方も多いですし。

そもそもの設置が多くはなかったですからね。

台自体の値段も高いそうで。

置いてない店も多かったですから。

私の当時の行動範囲には、置いてある店が何店かありましたので。

私は、当時に「アレパチ童貞」は捨ててます。

(笑)



☆内部システムの説明


まあ、簡単に言うと。

「乱数のグループ化」

「天国・地獄モード」

「リーチの集中」

になりますね。


この台は「乱数のグループ化によるモード移行」を採用しています。

ブラボーキングダムなんかと同じ方式ですね。


計16個の乱数グループ(No.0~No.15 の計16グループ)があり、大当り乱数を含むグループは(No.8)の1つのみになってます。


他の15個は全て、大当り確率0の「ハズれグループ」で、滞在中は絶対に大当りしません。

一方で、天国時の(No.8滞在時)大当り確率は1/8と高いです。


グループの移行抽選は、デジタル回転毎に約1/17で行われます。


つまり、大当り後は、1/17でモード転落する前に、1/8の大当りを引けば連チャンとなるわけですね。


この数字から計算すると、平均連チャン数は約3回になります。

本当ですか?

(笑)

まあ、単発も普通にありましたからね。


天国中は、ハズレリーチ確率が1/4

(大当りも含めると3/8)にアップします。

これが「リーチの集中」になりますね。


ハズれグループから天国グループに移行する際には、必ずハズれリーチが発生する為、たとえ1回のハズレリーチでも、その後の数回転はアツい、と言う特徴がありました。


大当り後も、必ず天国スタートなので、リーチ音が鳴る度にドキドキ出来ました。

ピュイ!

(笑)

あゝ!説明忘れてましたけど。

7セグデジタルで奇数テンパイすると、ピュイ!ってなるんですね。

この音が堪らないんですよね。

(笑)


15個あるハズれグループは、ハズれリーチ発生率も、大半が1/16~1/24と低い為、まさに「眠くなるようなハズれ目の羅列(田山プロ風)」が繰り返されました。


ただ、(No.0)はリーチ確率1/8の

「フェイクリーチグループ」になりますので。

ハズれリーチばかりで当たらない場合は、ここにいます。

大当り乱数は含まれていませんから、絶対に当たりません。

ムカつくんだ、これ。

(笑)


計算上の、地獄から天国への移行率は、約1/273になりますね。


更に、天国から地獄への転落率は、約

1/18になります。


計算上の実質的な初当り確率は、1/273の天国移行率よりも更に低い、約1/360になります。

ハマるはずだわ。

(笑)



☆モーニングについて


アレジンを知る方、打ったことのある方ならもはや「常識」だと思いますが。

電源ON後の開店直後の出目は、お馴染みの「7・3・1」になります。


電源立ち上げ直後は、16個ある乱数グループ(No.0~No.15)のうち、8つの「偶数」グループにしか移行しません。

デジタル1回転目に、移行します。

この中には、「天国グループ」の

(No.8)も含まれていますので。

よって、朝イチは「1/8」で天国モードからスタートとなり、モーニング狙いが有効でした。



なんか、説明ばっかりになってしまいましたので。

最後に、私めのエピソードを1つ。



1993年の初頭でしたかね。

「ダイナマイト」も店にありましたから。

その年の1月とか2月だと思います。


やはり、場所も暴露致しますが。

東京の金町の某店ですね。

ダイナマイトで紹介した店とは、別のお店です。


その界隈は、アレパチ導入比率が高くて。

アレジンの人気が過熱してくると。

店どうしの競争が異常に激しくおこなわれたんですね。


それで、モーニングだけじゃなくて、

朝イチ全台リーチ目スタートや、定刻に電源オフサービスといった、イベント的サービスも始まるようになりまして。

アレジンの島だけは、毎日が鉄火場の様相だったんですね。


そんなある日。


私め、通常営業の10時開店に並びまして。

「アレジン」をなんとか押さえましてね。

打ち始めました。


3回転目ですかね。

「ピュイ!」の音と共に「7」でリーチがかかり、そのまま大当たり。

モーニングをゲットしました。


その店は、開店1時間までの当たりは、持ち玉遊戯が出来るルールでしたので。

と言うか、アレパチは当時見慣れない

「完全無制限」なる札が刺さってて。

アレパチだけは無制限でした。

モーニングゲットは、滅茶苦茶ラッキー。


そして……。

すごいですよ!





そこから閉店までぶっ通しの122連チャンしました。

いや〜!これには本当にビックらコキました。


一度も連チャンが抜けずに、ずっと連チャンしっぱなし。

最後は取りきれず、強制終了。


裏モノだったの?開店基板だったの?

それとも壊れたの?

多分、朝早い段階で、壊れたんじゃないかな、と。


ほとんどロス無しで当たり続けたんで。

総出玉約24万発以上。

換金率が2.2円の店でしたから。

換金した金額53万円以上。

爆勝ちしました。


ホールから換金所まで、5人の店員さんのガード付きでした。

(笑)


アレパチ自体が、そんなに得意ではないのでね、私は。

アレパチの勝率は、決して高くなかったし。

そんなに頻繁に打ってたわけじゃないんですが。

どちらかと言うと、権利物に走ることのが多かったですしね。

それでも、こんなのやらかしました。



「アレジン」

間違いなく、忘れられない1台です。



ん〜?どうだろうな?

またあの「ピュイ!」聞きたいのか?

私?

ん〜?少し聞きたい。

(笑)



今日はこの辺りで。

ありがとうございました。

ではまた、次回。

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