アレパチ2大巨頭の壁に風穴を開けるべく三共が送り込んだエグいCRアレパチ
こんばんは。
ゴルゴ103でございます。
今日はCRビッキーチャンス1を。
この台、三共の「フィーバークイーン」と同時期にリリースされております。
この台がリリースされた後、数ヶ月後に「ダービー物語事件」が起きます。
パチンコの世はまさに「現金機連チャン」規制の真っ最中。
過熱していた現金機の連チャン性能を、抑える意味もあったCR機なのですが。
苦戦する設置状況を救ったのは、皮肉にも、現金機以上の連チャン性能を誇る機種達だったわけです。
ホールは西陣の「CR花満開」と、この三共の「CRビッキーチャンス1」のどちらを導入するかで、迷ったと言いますから。
この2台、連チャン性能で初期のCR機の導入に、大きく貢献しました。
しかし、残念ながら、限定販売だったのか、設置される地域が限定されていたのかは不明ですが。
ほとんどのホールが、デジパチの方を選んでしまったのでしょうね。
そりゃそうか。
この「CRビッキーチャンス1」。
打ったことの無い方がほとんどなのではないでしょうか。
私は打ったことがあるんだな。
(自慢)
アレパチ激戦区によく行ってましたからね。
この台の設置があったんですね。
この台ね。
かなりエグいですよ。
(笑)
三共(SANKYO)のCRアレパチになります。
1993年の6月に登場。
三共は、現金機のアレパチ「ビッキーチャンス1」も出してまして。
(盤面やデジタルはほぼ共通)
そのCR版として後発で出たのが、この台になります。
(連チャン性は全く違う)
☆スペックの紹介
大当たり確率約1/480。
出玉約2000個。
賞球オール16。
14ラウンド。
☆遊戯の進め方
1・まずは左打ちし、盤面中央のスタートチャッカーに球が乗ると、7セグメントデジタルが回転します。
2・デジタルで1、5、7、9が揃えば、14Rの大当り。
3が揃えば、2Rの小当たり。
3・デジタルが大当り又は小当りになると、ヘソ内臓の回転体が時計方向に回って、一旦貯留した玉は、右側のVゾーンに入って権利が発生します。
デジタルがハズれなら、回転体は反時計方向に回り、貯留玉は左側のハズれ穴へと送られます。
4・権利が発生したら、右打ちで出球を増やします。
14R大当りで約2000個、
2R小当たりで0〜約300個。
5・終了しましたらまた、左打ちに戻します。
☆デジタルのリーチアクション
デジタルは赤い7セグメントデジタル。
停止順は、左中右。
デジタル回転時間が0.24秒と短く、
ヘソ入賞後、ほとんど時間を置かずに停止します。
デジタルが止まる際、大当り又はハズれを問わず、右デジタルは2種類の止まり方があります。
全デジタル同時にビタっと停止するものと、右出目が2コマ進んで停止するパターン。
大当り時にも、ビタの当たりと2コマ進んで当たる時がありますので。
左中がゾロ目で右デジタルに「大当たり手前2コマ」の絵柄が見えて進んだ時は、大当り確定。
逆に、一瞬「3つ揃い停止」と思いきや、右が2コマ進んでハズれる、思わせぶりで悔しい「逆転ハズれパターン」もあります。
☆初当たり確率と連チャンの仕組み
ド派手な連チャンをする半面、初当りは非常にシビアな台でした。
この当時、三共はよく、大当たりの抽選方式に、2段階抽選方式を採用していましたが。
この台は更に多い、3段階抽選方式を採用しています。
1次抽選が1/6。
カウンター値は、0~5の6コマで、当選値は1。
2次抽選が1/64。
カウンター値は、0~63の64コマ、当選値は1。
3次抽選が4/5。
カウンター値は、0~4の5コマ、1以外は当選。
トータルの大当り確率は、
1/6×1/64×4/5=4/1920=1/480となり、かなり低いです。
大当り終了後は、3段階抽選の2次抽選(1/64)がフリーパスとなり、大当り確率は、1/6×4/5=1/7.5となり、大幅にアップします。
連チャンは、3次抽選の4/5通過に失敗するまで、延々とループします。
連チャン継続率は80%で、転落率20%。
80%ループの激荒スペックになります。
☆モーニングについて
電源立ち上げ時の内部特典は、特にありませんが。
店側の「仕込み」でモーニングを入れることが可能でした。
手順は、ヘソに玉を乗せた状態で電源投入。
これで、電源オンと同時にデジタルが回り出し「000」で停止。
大当りではありませんが、内部的には、大当り終了状態になっていました。
☆大・小当り毎に160個余計に獲る打法
ちょっとした小技の攻略法で。
どの雑誌だかは忘れましたが。
確か、読者投稿で発覚した技です。
ちょっと、この台を打ったことがないと分かりずらいので。
超簡単に説明しますと。
方法は、最終ラウンドで電チューに先に球を入れた後、13と15を点灯させるために単発打ちしますと。
ちょうど、ポイントがフルになったあたりで、もう一度電チューが開きます。
これを終了後に取ればOK。
この台を打ってる方みな。
狂ってましたね。
明らかに、この台の島だけ、異常でした。
1000Gハマり2000Gハマりなんて当たり前。
何度も見ましたし。
3000Gハマりも見ました。
しかも、1人の方がずっと、投資してました。
設置が少なかったんで。
アレジンに軍配を上げますが。
この台こそ「真の鉄火場」だったと思います。
確かに、初当たりを引きさえすれば、毎回、80%ループがついてきますから。
余程、運が悪くない限り、単発は食らわない。
異常な熱気でした。
そこら中に散乱する、使用済のパッキーカード。
忘れられない光景です。
そんなところで、こんな台を打った23歳の私。
えらいぞ!
(笑)
今日はこの辺りで。
ありがとうございました。
ではまた、次回。