平和のブラボーの名を馳せた保留玉連チャン機
こんばんは。
ゴルゴ103でございます。
今日はブラボーミリオンSPを。
平和の新要件機のデジパチになります。
1992年に登場。
保留4つ全てに連チャンの可能性のある、保留玉連チャン機です。
麻雀物語から採用された、
フルカラー液晶モニターを搭載。
☆スペックの紹介
大当たり確率約1/224。
出玉約2300個。
賞球7and15。
16ラウンド10カウント。
☆その他の特徴
水色で星が沢山描かれた下地に、大当たりが描かれたフルカラー液晶モニターのデジタル。
デジタルの停止順は、左→中→右。
有効ラインは、上・中・下・クロスラインの、5ライン。
大当り絵柄は、7・チェリー・BAR・$・スイカ・ベル、の計6種類。
7とチェリーがWライン(上下段の平行ライン)で揃うパターンがあるので。
大当りパターンは全部で29通り。
ベル絵柄にはアルファベットのB
(ブラボーのB?)が描かれています。
リーチアクションやスーパーリーチなどはなく、ビタ止まりのみ。
左中でリーチがかかり、右デジタルがスクロールする時に、「プゥオーン、プゥオーン」という、独特の甲高い効果音が鳴る。
中々、綺麗な液晶でしたよ。
V貯留式アタッカーを採用。
アタッカー中央に玉を1個だけ貯留。アタッカー閉鎖直後にVゾーン入賞→継続となります。
これが、連チャンを引き起こす仕掛けになっていました。
☆大当たりと連チャンのシステム
この台は、2段階抽選方式を採用しています。
大当たりはまず、1次抽選(1/28)に当選した後、2次抽選(1/8)にも当選すると大当たり。
1/28×1/8=1/224になりますので。
トータルでの大当たり確率は約1/224。
保留玉連チャンの方は。
大当り中に、アタッカーに1個貯留された玉は、アタッカー閉鎖時にV感知センサーを通過します。
(V入賞→継続)
この瞬間、全保留エリアの上書き処理が行われ、2次抽選(1/8)の値が、全て大当り値に書き換えられます。
つまり、大当り後の保留玉4個は、
2次抽選がフリーパスとなり、いずれの保留も、1次抽選のみ当選(1/28)で連チャンとなります。
保留玉4つトータルでの連チャン率は、1/28×4=1/7で約14.3%。
この台、結構な回数を打ってます。
ですが、確かに、麻雀物語と比べると、保留玉連チャンが少し弱かったですよね。
1992年には、もっと強烈な保留玉連チャン機が沢山出ていましたから。
私自身、打ってるのに、忘れておりました。
この台には、兄弟機があります。
⚪︎ブラボーミリオン
1992年に登場。
大当たり確率約1/245。
出玉約2300個。
賞球7and15。
16ラウンド10カウント。
保留2から保留4に連チャンの可能性がある、保留玉連チャン機になります。
認可・製造はSPよりも先になりますが。
当初は北海道など地域限定で導入。
その後、SPのヒットを受けて、1993年の3月頃より、全国的な導入が開始されたんだそうです。
大当たり絵柄はSPと同じ。
リーチアクションは異なっていたみたいです。
リーチが、高速から低速へと切り替わるアクションみたいです。
また、大当り確率が低い分、保留連チャン率は約22%と「SP」よりも高いらしいです。
大当り抽選の方法は、2段階抽選のSPとは異なり、1発抽選方式を採用しています。
ブラボーミリオンの連チャンシステムについて。(SPとの違い)
大当り中、アタッカーに1個貯留された玉は、各ラウンドの終了時に。
アタッカー閉鎖直後にVセンサーを通過した後、その先の10カウントセンサー(入賞センサー)に到達します。
この時に、Vセンサー→10カウントセンサーの到達時間が0.5秒を超えると、「Vセンサーエラー」が発生。
そうすると、保留エリアの書き換え処理が行われるようになってます。
(SPには、このようなタイムラグ処理はない)
麻雀物語と同じシステムですね。
タイムラグによるエラーを利用した連チャンシステムになります。
ただし、ブラボーミリオンの連チャン契機となるのは、タイムラグによるVセンサーエラーのみ。
ノーカウントエラーや玉詰まりエラーでは、保留の書き換えは発生しないようになってます。
麻雀物語がノーカウントエラーで、連チャン率を促進出来ましたから。
その対策がされてるってことになりますね。
書き換え処理は、エラー発生毎に行われます。
書き換えのチャンスは、各ラウンドで1回づつ、計16回。
また、エラー発生回数(書き換え回数)が多いほど、連チャン率も高くなります。
(SPの場合は、大当り中に書き換えが何回起こっても、連チャン率は変わらない)
各保留エリアのうち、最も書き換え率が高いのは保留4になりますが、保留2と保留3でも、乱数の書き換えは発生します。
ただし、保留2での書き換えが起こるには、1~16ラウンド中にエラーが多発する事が条件となります。
つまり、保留2連チャンが発生した台は、内部的に「エラーが起こり易い台」になりますので、狙い目となります。
なお、保留1が大当り値に書き換えられる可能性はありませんので、保留1での連チャンは自力になります。
このように、ブラボーミリオンの書き換え処理は、SPと比べて変則的ではありますが。
トータルでの連チャン率は、最大で
約22%と高くなります。
エラーの発生率を高める為に、各ラウンドで10個以上の玉を入れない「止打ち打法」が有効だったそうです。
それで、ここで注目すべきは、台の
「ねかせ」(台の傾斜)。
ねかせによって、アタッカーに貯留された玉の移動速度、即ち、タイムラグによるVセンサーエラーの発生率が大きく変わるからですね。
店ごと、台ごとに連チャン発生率がバラついた理由は。
各店(各台)の「ねかせ」に、差が付いていた為。
店によっては、日ごとに各台のねかせを細かく変更していたそうです。
(こんな細かい事は知りませんので。
引用させてもらい、分かりやすく加筆修正して、載せさせていただきました。)
私は、ブラボーミリオンの方は、打っておりません。
確率からいって、当時の私は、目の前にあっても、打たなかった可能性が高いと思いますね。
ブラボーミリオンSP。
確実に打っていた1台なんですが。
何故か、印象に残っていません。
今日はこの辺りで。
ありがとうございました。
ではまた、次回。