貯金と言う言葉をスロッターに広めた台
こんばんは。
ゴルゴ103でございます。
今日はワイルドキャッツを。
今は無きアークテクニコの3-1号機になります。
1991年の2月に登場。
Aタイプ。
アークテクニコ、なんと言ってもあの
「アニマル」を作ったお会社なわけですが。
先に書いてしまいますが。
この3号機「ワイルドキャッツ」で、
「3号機やらかし4社」に名を連ねてしまいます。
そして、この台を最後にパチスロを作らなくなります。
最後の遺作になった台ですね。
アークテクニコとしては、たった5台のパチスロしか作りませんでした。
⚪︎コーラルビーチエキストラ
1987年、1.5号機
⚪︎アニマル
1988年4月、2-1号機、Aタイプ
⚪︎アニマルG
1989年11月、改修2-1号機、Aタイプ
⚪︎クレイジーバブルス
1990年4月、2-2号機、Cタイプ
⚪︎ワイルドキャッツ
1991年2月、3-1号機、Aタイプ
アニマルGはアニマルの改修機なんで。
実質的には4台しか作らなかった事になりますかね。
ただ、5号機時代に入ってから、
「ニューアーク」て会社で復活して、
パチスロを作り始めたらしいのですがね。
その活躍を聞きませんので。
どうしてるんでしょうかね。
気になるところですが。
ボーナス確率をいきましょうか。
☆ボーナス確率
設定・BIG・REG
1・1/336・1/400
2・1/303・1/350
3・1/280・1/320
4・1/250・1/320
5・1/228・1/320
6・1/228・1/228
BIG約360枚、REG約90枚。
あれ?この台、甘いですね。
全体的にボーナス確率も高めで。
ノーマルでも十分にイケたんじゃないんでしょうか。
機械割が分からないので、何とも言えないんですけど。
6は「エクストラ設定」なんじゃないんですかね。
この台も、甘い印象がない台でした。
そりゃそうか。
ノーマル打ってないんだから。
☆その他の特徴
筐体は、白と黒がありました。
ただ、私は、白しか見たことがありません。
下パネルに、可愛いんだか微妙な猫の絵。
リール絵柄にも微妙な黒い猫がいます。
7は、アークテクニコな7。
他の絵柄は、ベル、オレンジ、チェリー、赤プラム、青プラム。
リーチ目も結構多彩な台で。
中リールのスベりでアツくなれましたね。
BIG中の音楽は「猫踏んじゃった」。
ん〜!微妙ですな。
つうか、私はこの音楽、好きじゃなかったな。
さあ、裏モノの説明をしましょうか。
まあ何と言ってもこの台の裏モノは。
「貯金バージョン」ですよね。
と言いますかね。
私、この台のノーマルを見たことがないのです。
この台がリリースされて、最初から打ってますけど。
登場した時点で、裏モノでした。
更に、「貯金バージョン」以外のバージョンを見たことがありません。
ただし、その「貯金バージョン」の中でも、強烈なモノと、マッタリしたモノがあったような気がします。
しかしそれは、ただ単に、高設定と低設定での違いの気もしますが。
まあね、これだけを見ても。
アークテクニコが関わってたのは、
明白なのかな、と思いますね。
処分も致し方なかった、のかなと。
このお会社、「アニマル」でも明らかに「やって」ますからね。
この台はのちに、RAM注射タイプなのが発覚してますから。
メーカー関与もね。
アークテクニコって会社は、お上や保通協をナメてたんだろうな。
☆貯金バージョンのシステム
通常時は、各設定に応じたボーナス抽選を行う。
REGは即放出。
BIGフラグを引いた場合、成立プレイでBIGを揃えないと、77/128(約55%)の確率でフラグを内部に取り込む(貯金)。
残りの51/128(約45%)でBIG放出状態となり、内部貯金を全部吐き出す。
なお、BIGを成立プレイで揃えた場合、内部貯金があっても連チャンはスタートしない。
あくまでも「貯金or放出」抽選を受けた場合のみ、連チャンの権利がある。
BIG連チャン中は、毎ゲーム1/43の確率で貯金フラグを放出。
この状態は、貯金がゼロになるまで続く。
展開次第では、高設定でも貯金抽選
(55%の罠)に捕まり、大ハマりを喰らう。
当然、そんな台は戻りの連チャンも凄まじく、10連、20連とBIGが続く。
低設定は深いハマりでも貯金が少ない場合も多い。
しかし、貯金キャッツを打つなら
「ハマり台のハイエナ」と相場が決まっていた。
この「貯金バージョン」はRAM注射タイプでしたので。
キャパシタが劣化すると、注射が飛んでしまい、ノーマルに戻ってしまいました。
グレートハンターみたいに、注射が飛ぶと不動台になるよりはマシですね。
私は、注射が飛んだのも打ったことがありません。
こんな感じですね。
更にこの台、裏モノにはチェリー抜きの攻略法がありました。
☆チェリー抜き攻略法
チェリー抜きの手順
1枚掛けで左リールにチェリーを目押し。
枠内にチェリーが出現したら、2枚追加投入、中右リールを適当押し。
一部の貯金バージョンでは、チェリー抜きが可能とされていますが。
一方では、バージョンを問わず、セレクターの不具合により可能だったという説もあります。
手順が「世界全滅打法」とよく似た攻略法なんで。
私はやりましたね。
検定取消処分の後、ワイルドキャッツはノーマル化して人気が下降し、ホールから姿を消していきました。
私は、ノーマルを打つこと無く終わりましたね。
この台も、3号機を象徴する台でしたね。
長くなりましたので。
私のこの台のエピソードは、書くのをやめておきます。
今日はこの辺りで。
ありがとうございました。
ではまた、次回。